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ビタミンCの補給にはジャガ芋も魅力的

食材に対するイメージは、国によって多少異なる場合があります。例えば、ジャガ芋は日本なら炭水化物、もしくは糖質が多いというイメージが強いのですが、ヨーロッパではビタミンCが豊富ということで利用されています。特に野菜類の収穫が難しい地方では、ビタミンCの摂取の多くをジャガ芋に頼っている場合もあるそうです。そして、ジャガ芋のビタミンCはデンプンなどに保護される形で入っているため、加熱しても失われにくいのが魅力です。そのため普段は加熱料理が中心など、ビタミンCの不足が気になる場合は、ジャガ芋に着目してみると良いでしょう。また、ジャガ芋は皮をむいて濡れた布巾でくるみ、冷暗所に一晩寝かしておきますと、前日よりビタミンCが2割程度アップすると言われています。ただし褐変反応が強い男爵芋でこれを行いますと、色が変色するのでその点には留意が必要です。とはいえ水に漬ければ水溶性のビタミンCは流出しますから、それは避けた方が良いでしょう。

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